3歳のスタンプーの女の子、マリンちゃん。 うちのやんちゃ坊主のサンクとは
大違いの気品と落ち着き・・・この子は
オーシャンパパランドの2代目看板犬です。
本当に落ち着いていて、穏やかで、気品があり、誰かれなくシッポ振って
かまってもらうために媚を売るようなことは一切しない子です。
今年の4月7日が初対面で、その後何度も会ってるけど甘えてくることは無かったです。
いつも行くと誰かな?と寄ってきて確認するとスーッとソファへ戻っていくのです。
ハッキリ言って、私などはそっけない感じであしらわれてたのです・・・トホホです。

ソファではお父さん犬(左端)のオーシャンとくつろぐ姿が定番でした。
だけど・・・実はオーシャン・・・先日亡くなってしまいました。
昨年10月に口腔メラノーマを発症し、余命2か月と診断されながら
パパの精一杯の治療と看護もあり大幅に余命を超えて先週まで頑張りました。

下の写真は4月16日、真ん中の白いシーツで覆われたクレートにオーシャンがいます。
小型犬が多くて疲れるだろうということです。その前にはお顔が見えないけどマリンが寝てます。
オーシャンの体調がわかるマリンはオーシャンから離れず、この日、オーシャンをトイレの
ために外に出して、またクレートに戻すとき、マリンも入ってしまって出てきませんでした。
オーシャンが文句を言わなかったので狭いけどパパもマリンを出すことはしませんでした。

先週オーシャンの訃報を聞きましたがお葬式の日は行けず、やっと先日行ってきました。
パパさんもママさんも悔いはないからと元気な笑顔でした・・・。
私は出逢ってたった2か月だったけど・・・やっぱり涙が込み上げてきてしまいました。
そしたら、マリンがそっと近づいて来てくれたので彼女の顎の下を手で支えて、
マリンのおでこに私のおでこをくっつけて『マリン・・・』と言って泣いていると
いつもならスッーっと去っていくのにずっとそばにいてくれました。
私の手に顔をのせたまま、腕をそっと舐めてくれました・・・初めてのことです。
マリンは、犬は、どのように仲間の死を理解し、どんなふうに悲しむのだろう・・・。
マリンの方が悲しみはずっとずっと大きいはずなのに・・・。
マリンは明らかに人の気持ちがわかってるんだ・・・そう思いました。
全ての犬がテレビの感動エピソードみたいに人の気持ちを理解し表現するとは思いません。
だけど、犬と人との関わりや絆が深まれば犬達は感情のヒダが大きく豊かになり
本当に人と同じような感情表現をすうようになるのだと思います。
人間の子供だって育った環境によって感情表現豊かになったりそうでなかったりしますよね。
犬と向き合い、犬といっしょに気持ちを共有できるそんな関係が理想であり
それは、単なるしつけとか訓練と言うものではなくもっと根本的なものだと思う。
うまく言葉で説明できないけれど犬というのは想像以上に多くの事を理解しあい、
感情を共有することのできる存在だと言う事です。他の動物も同じだと思います。
ただ、人のそばで暮らした歴史が長い分、こちらが向き合えば他の動物よりも容易に
心を理解しあえるのだと思う・・・ようするに、私は犬が大好きだということですね(^^ゞ

悲しいけれどm(__)m
