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2013/03/11

あれから2年

東日本大震災より2年、
亡くなられた方々のご冥福をここにあらためてお祈りいたします。
また、大切な家族・親族・友人・知人・ペットを亡くされた方々に
謹んで哀悼の意を表します。
そして未だ復興の進まぬなか、震災および原発事故により
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。


あの日から2年がたちました。

奈良に居て直接的な体験はないものの、当時の様子は今も鮮明に覚えています。

大阪の知人とSkypeしていると「わっ、地震、こっち11階やから結構揺れてるわ」

この言葉から始まりました。そのすぐあとにめまいのような揺れが来ました。

テレビの報道がどんどん臨時ニュースに切り替わり、そしてあの津波の映像が…。

あの時ほど日本人全員が数日間、ずっとテレビから目を離さなかったことはないのでは。

私の中では人生最大の出来事です。人生観・価値観がガラリと変わりました。

この2年で震災を機に様々なことを知り、自分の無知に悔しさがこみ上げました。

そしてどうして命や安全が最優先されないのか?怒りを覚えることもありました。

被災された方が不自由な生活を今もされているのにこんなことしてていいのか?

そんな思いがどこかに合って、100%脳天気に何かに浮かれたりできないでいます。

もちろんジメジメしてるわけではないですよ。

でもね、やっぱり同じ日本に居ながら今日現在も困難に立ち向かい、戦っている人が

おられるのだから、私もしっかり東北の方々に負けないように自分のやるべきことに対し

まっすぐ前を向いて力強く歩いて行かなくちゃと思います。

それが心を寄せることだと思っています。

うちのわんこ達は今(深夜)、ハウスでぐっすり寝ています。

でも警戒区域に残された犬はボランディアさんがごはんの給餌の巡回に来るまで

人の気配を感じることなく取り残されています。飼い主さんにかまってもらうことを

一番の喜びとしている犬が野生化するでもなく、どんなに飼い主さんを待っているか。

犬だけじゃない、猫も、牛も、ほかの動物も、人から放置され多くの仲間が餓死した中、

懸命に生き延びてきたた彼らのことを、知らなかったと済ませてはいけない。


忘れてはいけない、忘れることなどできない。
人も動物も笑顔を取り戻すまで私たちも一緒に心を寄せて
頑張っていかなくちゃと思います。


警戒区域の中で活動されている方々の様子です。

犬や猫を愛するすべての方に、まだ現場の状況を知らない方に知って頂きたいです。

Matsumura's Struggle

下村 啓之さんのfacebook

“被ばくの牛”生かす道探る”
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